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交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい

交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい

交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい

星に願いをニュー・オーダー[52]

[Psalms of Planets Eureka seveN: good night, sleep tight, young lovers.]

テレビアニメ『交響詩篇エウレカセブン』の劇場映画。2009年4月25日公開。

これはレントンエウレカの、もうひとつの物語――。

宇宙より飛来した謎の生命体イマージュと人類の戦いは、既に半世紀に及ぼうとしていた。

西暦2054年ホランド・ノヴァクの指揮下、イマージュと戦う第303独立愚連隊の戦闘母艦・月光号に一人の少年兵がいた。少年の名はレントンレントンニルヴァーシュに搭乗し戦場に赴く。レントンの夢は一つ。8年前に連れ去られた幼なじみの少女エウレカをいつの日か助け出し、故郷へと帰ること。

だが運命は、レントンエウレカの小さな恋を試すように試練を与える。使命と感情、真実と嘘、過去と未来、生と死、現実と夢、そしてホランド。二人の前に世界の全てが立ちはだかる。

イマージュとの最終決戦が迫る中、二人は神話の扉を開く!

目次

概要

2005年末から2006年始めごろに映画化の企画が立ち上がり、紆余曲折を経て2008年4月10日に『月刊ニュータイプ』誌上で制作を発表。キャッチコピーは「もうひとつの、恋の物語」「どうしようもないこの世界で、それでも僕らは夢を見る――。」。

メインビジュアルは吉田健一によるものが2枚、灯夢による作品をモチーフにした神話イラストが4枚作られた。2008年12月10日のリニューアルから2009年3月16日の本オープンまで公式ティザーサイトでは、テレビシリーズ放送時間であった毎朝7時から7時30分の間、幼いレントンエウレカが雪の中に佇むビジュアルが表示される仕組みになっていた。

TECHNODON(テクノドン)

キーワードは〈再生〉。副題「ポケットが虹でいっぱい」はエルヴィス・プレスリーの「POCKETFUL OF RAINBOWS」をYMOがカバーした楽曲に由来。『CONTINUE』Vol.43に掲載された京田知己監督作成の特集予告にも、再生YMOが用いていた名義「ノットYMO」を引用したビジュアル(タイトルの上に「×」を描いたもの)が用いられている。

英題である「good night, sleep tight, young lovers.」の〈Good night, Sleep tight〉は、〈ぐっすりおやすみ〉の意でマザーグースの子守唄などに見られる語句。ここではビートルズ『Good Night』の歌詞に拠るものか。

作品

上映時間は115分。半分のスカブコーラルが旅立った先の別宇宙を舞台とする外伝的続編であるが、テレビシリーズとの関係は劇中で強く明示されてはいない。

企画が具体的になるまでは総集編と完全新作の2部構成での映画化も検討されていたが、白紙化ののちファンタジーな世界観にした案や初稿仮題「虹のフロネシス」を経て本作に至る。映像は4割ほどの新規カットとテレビシリーズの映像を分解し再撮影したリミックスカットで構成。画面アスペクト比を16:9にしている。なお月光号のモニター表示などに修正漏れが数ヶ所ある。

舞台公演「ニュー・オーダー」においてキャストを意識した演出を行ったことが、この劇場版の制作に影響を与えた。スタッフ間ではテレビシリーズ全50話と「ニュー・オーダー」の連番で、劇場版を「第52話」と呼んでいたとのこと。1年枠のテレビアニメが欠番無しに放映したときの話数が52回となることを踏まえて、劇場版が「最終回」であるという意味もこめられている。

ストーリーは完全新作であるため、SF設定やキャラクター設定に関しても劇場版用に名称・内容が刷新されたものが使用されている。「『エウレカセブン』ではない『エウレカセブン』を作りたい」という意図から、テレビシリーズで見られた音楽用語の転用を控え、代わりに「ドーハの悲劇」を筆頭とするサッカー用語や車の用語などが散見される。またオウム真理教事件をモチーフにしたと思われる地名や要素がみられる。『ピーター・パン』も題材とし、そこから採られた言葉やデザイン造形がいくつか登場している。

上映劇場

4月25日テアトル新宿/テアトル梅田/伏見ミリオン座
テアトルダイア/シネ・リーブル博多駅/テアトルタイムズスクエア
5月30日スガイシネプレックス札幌劇場/ゴールド・シルバー劇場
6月20日TOHOシネマズららぽーと横浜/プレビ劇場 伊勢崎
6月27日ディノスシネマズ旭川/MOVIX仙台/広島バルト11
7月11日シネプレックス熊本/桜坂劇場
7月25日シネリーブル千葉ニュータウン/T・ジョイ新潟万代/高槻ロコ9プラスシネマ
7月28日京都みなみ会館
8月19日新所沢レッツシネパーク
9月12日津田沼テアトルシネパーク
10月10日パルコ調布キネマ

放送

  • 2009年12月1日深夜25:15-(WOWOW/初回)
  • 2010年10月2日深夜26:28-(MBS/地上波初放送)

スタッフ

  • 原作:BONES
  • 総監督・脚本:京田知己
  • 監督:原口浩
  • 特技監督:村木靖
  • 脚本協力:大塚ギチ
  • 神話協力:小関章ラファエル
  • キャラクターデザイン:吉田健一
  • メインメカニックデザイン:河森正治
  • メカニックデザイン:柳瀬敬之
  • コンセプトデザイン:宮武一貴
  • メインデザインワークス:コヤマシゲト
  • 美術デザイン:永井一男
  • デザインワークス:武半慎吾、出渕裕、高倉武史、城前龍治、矢崎優子、吉成鋼、斎藤恒徳
  • モニターワークス:海老川兼武、武山篤、瓶子修一、三田邦彦
  • グラフィックデザイン:草野剛、草野剛デザイン事務所/岡裕希、濱祐斗、野中愛
  • 雪月花のペンダントデザイン:増井元紀(JAM HOME MADE & ready made)
  • 神話イラスト:灯夢(デジタルノイズ)
  • 絵コンテ:京田知己、村木靖、原口浩
  • 演出:安川勝、青柳宏宣
  • エンディングムービー:武山篤
  • アニメーションディレクター:斎藤恒徳
  • 作画監督:斎藤恒徳、肥塚正史、佐々木洋平、矢崎優子
  • キャラクター原画:秋谷有紀恵、阿部美佐緒、阿保孝雄、飯村真一、池島麻智、石橋香澄、植田均、内田シンヤ、大梶博之、大下知之、小栗寛子、数井浩子、加藤園、川口隆、柴田則子、清水空翔、白井準、菅井翔、杉江敏治、津熊建徳、徳田夢之介、鳥山冬美、外谷章、中川雅之、中嶋敦子、野崎温子、橋立佳奈、長谷部敦志、原口浩、町田真一、宮地聡子、村松尚雄、やぐちひろこ、横田晋一
    動画工房/中西麻美子、狩野正志
    作楽クリエイト/伊藤秀樹、関暁子、服部聰志、坂口竜太郎、北村まゆ美、池内直子、小嶌エリナ、森亜弥子、細萱明良
    佐々木洋平、肥塚正史、矢崎優子、斎藤恒徳
  • メカ作画監督:村木靖、森賢
  • メカニック原画:金子秀一、松田宗一郎、橋本敬史、星野猛、柿田英樹、寺田嘉一郎、阿部慎吾、城前龍治、仲盛文、重田智、高山朋浩、吉成鋼、河島裕樹、中田栄治、森賢
  • 作画監督協力:堀川耕一、水畑健二、小森高博、三輪和宏
  • 作画協力:千葉茂、金栄範
  • 第二原画:動画工房/松本恵、井下信重
    遊歩堂/石川恵理、菊地勝則、椿陽子、山本華織、松広友仁、森山剛史
    作楽クリエイト/斎藤陽子
    山中里美
    スタジオ・ライブ/森智子、鈴木理彩、唐澤雄一
    ワイワイカンパニー/麻奥祐介、櫻本愛佳、小笠原優、佐藤恵李、加藤さとみ
    ティー・エヌ・ケー/石動仁、赤萩かほる、本間友佳
    プロダクションリード/何愛明
    M.S.J.武蔵野制作所、サンシャインコーポレーション
    多田羅梨早、高須美野子、正岡恩、阿部尚人、出雲誉明、佐々木敦子、手塚江美
  • 美術監督:永井一男
  • 副美術監督:青井孝
  • 背景:三宅昌和、高橋麗子、滝口比呂志、甲斐政俊、袈裟丸絵美、森川篤、永井一男
    GREEN/青井孝、中島美佳、氏家誠、内藤絵利子
    GREEN チチハル/田云霞、馬宏伟、劉小琦、劉亮、楊丽媛、石紅梅、董胜男
    風動画文化発展有限公司/許彬、唐翼翔、張敏芳、孫国強、朱小丹、戚玉光
    金松林動画
    Bamboo/益城貴昌、小椎尾佳代
    Wish/小幡和寛、高橋哲
    矢野きくよ、春日井直美、佐藤詩穂、長田昌子、吉田昇
  • 動画検査:小栗さつき、岩長幸一、小川花織
  • 動画:スタジオエル/小栗さつき、川西眸、菊地功一、太田清夏、小金丸篤美、林佳奈子、佐々木蘭、尾関晴美、横山智美、尾登晶久、岡田望、金恵恩、市橋雄一、白井龍磨、篠塚崇史、太田裕美子
    Wish/小川花織、一条望、犬塚政彦、高部光章、長川薫、敷田エリ、飯野敦子、板垣彰子、阪口良多、松尾俊輔、海岸麻由子、西田政司、中島香子、湯本真央、楡木哲郎、杉浦雄高、小野あゆ美、鈴木優介
    スタジオライブ/石渡清美
    ボンズ作画部/河崎友子、酒井原美樹、玉置敬子、野々下いおり、朴秄英、横屋健太
    M.S.J.武蔵野制作所、P.A.WORKS、アニメーションプラネット、スタジオコクピット、スタジオギムレット、GONZO、スタジオディーン、エーライン、アスリード、ディオメディア、FAI、ピクチャーマジック、ゴールデンベル、ファンアウト、ブレインズ・ベース、たくらんけ、M.S.C、ウォンバット、Triple A
  • 色彩設計:水田信子
  • 色指定:藤田和実
  • ペイント:スタジオエル/田中文子、小野淳、沼田貴子、石田恭子、中西礼子、小松尚子、角田智子、黒目綾子、小久保真希、砂川渚、鈴木ようこ、丹波美香、林大樹、都丸陽子、木下美佳、沼田千晶、西条晴香、横尾亜由美、吉田亜希、酒井静美
    Wish/高橋友子、野間口麻美、砂原直子、寺島伸弥、岡宮志帆、角野江美、天本洋介、江草大樹、千葉陽子、三留裕美、鈴木美代子、高橋祐、藤原優美、渡辺美智子、古河真利江、望月順子、山下沙弥香、笹愛美、谷本美幸、楢崎光弘、久島早映子、長谷川美枝、山瀬仁美、大本真希
    M.S.J.武蔵野制作所、ファンアウト、Triple A
  • セル検査:スタジオエル/田中文子
    Wish/伊藤敦子、奥井恵美子、袴田純子、厚見裕希、佐藤美由紀、中尾総子
  • 特殊効果:星美弥子
  • ブラシワーク:垣田由紀子
  • 撮影監督:木村俊也
  • 撮影:T2 studio/小田野晶人、若林優、横田翼、沼田記一、堀越弘伸、設楽希
  • 3DCG:D・A・G
  • CGプロデューサー:宮原洋平
  • CGディレクター:諸田義孝
  • 制作進行:熊谷隆之
  • ボンズ撮影部:古木真由子、太田光希
  • モデリング協力:フォログラフィコ
  • ラインテスト:ゲルニカ、ビオラ、スタジオエル、トランスアーツ
  • 編集:奥田浩史
  • 編集助手:大竹航
  • 編集スタジオ:キュー・テック杉並スタジオ/定松剛、丹彩子
  • 主題歌:iLL「Space Rock
  • 音楽:佐藤直紀
  • レコーディングエンジニア:岡部潔
  • 音楽制作:荒木浩三(FACE MUSIC)
  • 音楽協力:ソニー・ミュージックエンタテイメント
    外村敬一
    アニプレックス
    大山良、淀明子、黒須礼央
  • 音響監督:若林和弘
  • 音響効果:倉橋静男(サウンドボックス)
  • 録音:佐竹徹也
  • 録音助手:森本桂一郎、石倉史絵
  • 音響効果助手:三谷尚人、三井友和
  • リレコ:上田太士
  • 録音スタジオ:東京テレビセンター
  • 音響制作:フォニシア、好永伸恵
  • DTSデジタルリマスタリング:宇田川浩一、相川敦
  • フィルム:Kodak
  • HD編集:有松正泰
  • HD編集アシスタント:南綾香
  • HDカラーコレクション:庄司光裕
  • HD編集デスク:田畑孝之
  • HD編集スタジオ:キュー・テック
  • フィルム&デジタルラボ:IMAGICA、IMAGICAレコーダー~realtime~
  • タイミング:平林弘明、上野芳弘
  • HDリアルタイムレコーディング:渥美大輔
  • ラボコーディネーター:佐藤祐梨子
  • ラボマネージャー:長澤和典
  • アニメーション制作:キネマシトラス
  • 制作デスク:小笠原宗紀
  • 制作デスク補佐:松家雄一郎、江川功爾憲
  • 進行チーフ:中村佑輝、深井健吾
  • 制作進行:岩倉隼人、田中宏明、稲葉智也、呂俊平、高橋祐二、岩瀬康明
  • 動画仕上管理:スタジオエル/加藤宏昭、中西英一
    Wish/石川直樹、伊藤良樹、小橋幸亮
  • 文芸協力:阿川栄一
  • 制作:ボンズ/渡辺マコト、天野直樹、立元啓介、塚田拓郎
  • 製作:川城和実、鵜之澤伸、南雅彦、峯岸卓生、竹田菁滋
  • アシスタントプロデューサー:西川朝子、前田俊博
  • 宣伝プロデューサー:本村好弘
  • 宣伝担当:坂口里絵、田中英彦、柴田亜矢
  • 宣伝協力:ピザーラ、サミー
  • メイキング:雨宮真五(EDO)
  • 予告編制作:佐藤敦紀(Motor/lieZ)
  • 公式WEB制作:渡辺健吾(frognation)、坂本マサノリ(MotLa)
  • オフィシャルライター:藤津亮太
  • 協力:山下了
    バンダイ/里吉純、金谷佳子、猪瀬亘司
    BANDAI ENTERTAINMENT/ Ken Iyadomi、Rika Davis
    ショウゲート/山崎史起、池田千穂
    JAM HOME MADE & ready made/高橋征、菊地紀子
    スタジオぬえ
  • 劇場版「交響詩篇エウレカセブン」制作委員会:
    バンダイビジュアル/江口政道
    バンダイナムコゲームス/清嶋一哉、伍賀一統、尾石尚則、杉山学、梅木馨、目時尚子
    ボンズ/末永淳子、田中いつか
    博報堂DYメディアパートナーズ/吉田恵、小森健一、川村仁、萬代知
    毎日放送/高橋俊博、辻井竜介
  • プロデューサー:南雅彦、長谷部大樹、稲垣浩文、小岐須泰世、丸山博雄
  • 配給:東京テアトル
  • 製作:Project EUREKA MOVIE(バンダイビジュアル、バンダイナムコゲームス、ボンズ、博報堂DYメディアパートナーズ、毎日放送)

キャスト

  • 坂熊孝彦/杉山大/西健亮/宮崎寛務/小林かつのり/染川遥香

音楽

テレビシリーズに引き続き佐藤直紀が劇伴を担当。サントラ・コンピ「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい MUSIC COLLECTION」に収録。

主題歌は「STORYWRITER」の作曲を手掛けたiLL(中村弘二)の「Space Rock」が使用されている。

Blu-ray/DVD/UMD

2009年6月26日発売。劇場公開から2ヶ月という当時としては非常に早いパッケージ化だった。

限定版は絵コンテとブックレット完全版が付属し、インタビューを交えたメイキングなどを収録した特典ディスクを同梱。DVDにはDTSステレオで製作された劇場用音源を収録。限定・通常両Blu-rayはアニメ作品初のBD-Live対応仕様となり、ジャケットイラストは斎藤恒徳が手がける。

Blu-ray限定版Blu-rayDVDUMD
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エウレカセブン NEW WAVE Graduation』とセットにしたパッケージも発売。

スタッフ

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小説

劇場映画のノベライズ版。角川スニーカー文庫刊。2009年5月1日発売。

テレビアニメの小説版と同じく杉原智則が執筆を担当した。

スタッフ

  • 原作:BONES
  • 小説:杉原智則
  • 表紙イラスト:数井浩子
  • 本文イラスト:星樹
交響詩篇エウレカセブン  ポケットが虹でいっぱい (角川スニーカー文庫) 1章夢見るヒトびと
2章約束の丘
3章第三〇三独立愚連隊
4章裏切り
5章見えざる天へと手を伸ばす
6章自由は真実の罪であがなえ
7章エネミー
8章空に七色のキセキを描いて
9章雪月花
終章
解説南雅彦

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